- 大國魂大神(大国主命)が初めて府中の地に渡られたときに、「一夜の宿を・・・」とあちこち探されたそうです。
その際、野口家では快くお泊めいたしたことから、五月の例大祭には「野口仮屋の儀」が行われます。
仮屋では神主をご祭神に見立てて、茶、濁酒、清酒、赤飯の順で餐応します。
神人(じにん)になった野口家は大國魂神社と深いつながりがございます。
この神事は武蔵総社 大國魂神社の例大祭(5月5日)で今なお行われ、野口家当主が代々務めています。
- 武蔵國は大化の改新(645年)で無邪志国(むさしのくに)と知々夫国(ちちぶのくに)を合わせ一国となりました。
今の東京都、埼玉県、神奈川県横浜市・川崎市の地域です。
和銅3年(710年)頃、東京都府中市に国府が置かれたとされています。
古代、国司は各国内の全ての神社を巡拝していました。
これを効率化するため、各国の国府近くに国内の神を合祀した総社を設け、まとめて祭祀を行うようになりました。
武蔵府中大國魂神社は、そのうちの武蔵國総社です。
毎年五月の例大祭では様々な神事を行いますが、その内でも、六張の大太鼓と八基の御輿が、町中の灯火を落として御旅所へ渡御されるので、俗に「くらやみ祭」と呼ばれ、たいへんな賑わいをみせています。